iDeCo(確定拠出年金)は節税メリットが大きいです。とよく聞きます。証券会社や銀行が言うことはあまり信用できません。なぜなら彼らに利益があるため、情報を鵜呑みにするのはよくないです。
iDeCo(確定拠出年金)を始める場合は、しっかりと調べて、自分で考えて判断すべきです。idecoは投資です。元本割れリスクも大いにあるので、自己責任で行うようにしましょう。
iDeCo(確定拠出年金)・メリット・デメリットは?
毎月一定額を掛け金を拠出し、主に投資信託を購入します。シンプルにこれだけといえばこれだけです。
目的は、老後の資産形成ですね。iDeCoの詳細は公式サイトで確認頂いた方が、わかりやすいです。
メリット
iDeCoのメリットは、
- 掛金が全額所得控除
- 運用益が非課税
- 年金受け取り時に控除あり
です。
これも詳しい解説は公式サイトで確認できます。
デメリット
iDeCoのデメリットは、
- 60歳まで資産を引き出せない
- 口座開設・維持に費用がかかる
です。
1.の資産を引き出せないため、老後のための資金として運用するということが大前提になります。
2.については、
- 初期コスト・口座開設時に2777円
- 継続コスト・維持費用として毎月167円
がかかります。
SBI証券の場合はこれだけで済みますが、他社の場合はもっとかかることがあります。ちなみにSBI証券の取り分は0円です。がんばっていますね。
資産運用のコツは、どれだけコストを削れるか?というところですので、SBI証券は良い選択肢となります。
本記事では、SBI証券でiDeCoを始める前提の記事としていますので、iDeCo自体のメリットデメリットの天秤については解説せずに触り程度の説明としました。
SBI証券のオリジナルプランとセレクトプラン
SBI証券で、iDeCoを開始する際にプランを2つ選択できます。
- オリジナルプラン
- セレクトプラン
何が違うかというと、投資できる商品が異なるだけです。オリジナルプランは2005年から開始しているプランになり、新たにセレクトプランを新設した形となりました。
結果的には、セレクトプランの方が良い商品が多いです。
投資信託を既に始めている方からすれば、その差は歴然と分かりますが、iDeCoから資産運用を始める人には、わからないかもしれません。
投資信託も年々進化してきていますので、2005年から始まっているオリジナルプランよりもセレクトプランの方が良い商品を選ぶことができるのは当然かもしれませんね。
セレクトプランの中のオススメ商品は?
では、どういった商品に投資すればいいの?という話ですね。セレクトプランでは34の商品があります。
初めて投資信託という言葉を聞いた人には難しいかもしれません。投資は、きちんと勉強し納得した上で経験をつんで、行うべきものです。
誰かの言葉を鵜呑みにするのではなく、自分で咀嚼し納得することが大事です。最終的には自分の責任です。
オススメの商品?とは、つまりどういった戦略で積立投資を行っていくか?ということになります。
- 世界分散するのか?
- それとも、元本保証の預金なのか?
- アクティブ運用をするのか?
- 新興国の成長性に賭けるのか?
などなど、ありますよね。正直投資に答えなんてありません。正しい答えがあれば、みんな資産を増やせています。何が起こるかわからないのが投資です。
それでも、何がオススメかと問われると、当サイトでは世界分散をおすすめします。
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
のどちらかになりますね。日本を入れるか入れないかの違いです。
下記のような組み合わせでも可能です。
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim新興国株式インデックス
両ファンドに投資することで、全世界に投資が可能となりますね。この場合、先進国と新興国の割合を自分で決めることができます。
やはり手っ取り早いのは、全世界インデックスファンド1本に投資しておくことですね。世界の株式市場の成長を享受することが可能です。
新興国はやっぱりこれから成長するから間違いない!と思われるかもしれませんが、そういうことは当然評価されています。つまりは株価が割高だったりするわけですね。成長の罠なんて言われています。
素人が市場を出し抜くのはなかなか難しいことです。
ヴァンガード社の商品でVT(バンガード・トータルワールドストックETF)と呼ばれる商品があります。これは世界分散された商品で、上記の2種と類似の商品となります。
株価は、リーマン・ショックでかなり下げていますが、その後順調に株価は成長しています。世界経済が成長している証ですね。
この成長は今後も続くと思いますか?まだまだ株式市場は世界を豊かにするのであれば、世界分散された商品を購入し、定期的に積立をすれば、上記のような成長を享受できる日が来るでしょう。