住信SBIネット銀行から、ミライノ デビット(マスターカードブランド)が登場しました。
以前より、Visaデビット付キャッシュカードがありましたが、この度、MasterCardバージョンが新登場です。
Visaデビット付キャッシュカードやミライノ デビット PLATINUMとの違いやメリット・デメリットを解説します。
- ミライノ デビット(Mastercard)とは?
- ミライノ デビットのメリット
- ミライノ デビット PLATINUMのメリット
- デビット付キャッシュカードからの切り替えもできる
- ミライノ デビット(Mastercard)のデメリット
- 住信SBIネット銀行をお得に申し込む方法
ミライノ デビット(Mastercard)とは?
ミライノ デビットは、住信SBIネット銀行が発行するデビットカードです。クレジットカードではありません。
もともと国際ブランドがVisaのデビットカードは存在していたのですが、今回MasterCard版が誕生しました。
基本スペックをPLATINUM版との比較を含め纏めました。
比較項目 | ミライノ デビット | ミライノ デビット PLATINUM |
|
年会費 | 0円 | 10,000円(税抜き) | |
発行手数料 | 0円 | 0円 | |
審査 | 審査なし | ||
国際ブランド | MasterCardのみ | ||
ポイント還元率 | 0.8% | 1% | |
盗難・不正利用 の保証 |
年間100万円まで保証 | ||
ショッピング ガード保険 |
× | 付帯 | |
国内旅行保険 | × | 自動付帯 | |
海外旅行保険 | × | 自動付帯 | |
米ドル建て支払い | ◯ | ◯ | |
スマプロランク対象 | × | 2ランクアップ |
デビットカード・クレジットカードを選ぶ上で、まず気になるのは、ポイント還元率ではないでしょうか?
ミライノ デビットは0.8%、PLATINUMは1%ですね。デビットカードの水準としては、まずまず高い水準といえます。0.5%くらいが標準の水準と考えてもらってよいです。
ただし、クレジットカードとなると、年会費無料でポイント還元率1%のクレジットカードはそこそこに存在しています。
ミライノ デビットのメリット
ポイント還元が月間利用料総額が対象
ミライノ デビットのメリットの1つとして、ポイント還元が月間利用料の総額に対して、0.8%の計算となる点です。1,000円につき8ポイントのスマプロポイントが貯まります。
例えば、ヤフーカードは支払い・購入ごとに対してポイント還元の計算がされます。100円で1%なのですが、199円の支払いでも1ポイントしかポイント還元されません。実質0.5%くらいの還元率となってしまいます。
上記は極端な例ですが、トータル利用料に対して、ポイント還元を計算してくれるクレジットカード・デビットカードの方がおすすめですね。
デビットカードなので審査がない
クレジットカードは必ず審査がありますが、デビットカードは審査がありません。申し込みをすれば必ず持つことができます。
ミライノ デビット PLATINUMも例外なく審査が必要ありません。
デビットカードは、自分が持つ銀行は口座から即座に支払いがされるため、クレジットカードとはちょっと仕組みが違うんですよね。
米ドル建て支払いができる
ミライノ デビット(Mastercard)最大のメリットではないでしょうか。自分が銀行口座に保有するドルで、ドル支払いができるクレジットカード・デビットカードはほとんどありません。
ミライノ デビットはドル支払いができる数少ないデビットカードなので、それだけで保有する価値があります。
米ドル建て支払いでは、海外事務手数料が2.5%かかります。しかし、年間30回までは、海外事務手数料分をキャッシュバックしてくれます。
つまり、年間30回までは、海外事務手数料は実質無料ということになります。
それに加え、住信SBIネット銀行で米ドルを調達するコストも非常に安いです。
通常取引 | 4銭 |
積立購入 | 2銭 |
メガバンクでは1ドルの購入コストが1円というレベルだったりするので、住信SBIネット銀行で積立購入で購入すれば、1/50程度のコストに抑えることができます。
それに加え、米ドルでの支払いが可能となるため、圧倒的に安いコストで支払いが可能となります。
米ドル建ての支払いを通常のVisaクレジットカードなどで支払うよりも、概ね2~3%ほど節約できるイメージです。
10万円程度の支払いだと、米ドル建て支払いの方がクレジットカード支払いよりも、2,000円~3,000円程度は安くなります。
海外ATMで米ドルが引き出せる
外貨預金口座にある米ドルを、海外現地ATMで引き出しができます。
コストとして、海外ATM利用料に加え海外事務手数料2.50%がかかります。
上記コストを鑑みても、メガバンクなどで両替をしてから海外旅行に行くよりも少しお得にはなります。国内で両替をする手間などを考えれば、海外ATMを利用した方がはるかにメリットがありますね。空港の到着ロビーなどにあることが多いので、すぐに利用できます。
ミライノ デビット PLATINUMのメリット
スマプロランクが2アップ
無条件でスマプロランクが2ランクアップすることです。保有しているだけで、ランクアップは非常に大きいですね。
スマプロランクは4が最大ですが、ミライノ デビット PLATINUMを保有するだけで、2ランクアップしますので、スマプロランク2を維持すればいいことになります。
www.moneyhack.work
ミライノ デビット PLATINUMを保有せずに、スマプロのランク4に上げることは非常に難しい条件となっています。
- 外貨預金と仕組預金の月末残高合計が、500万円以上
- 外貨預金と仕組預金の月末残高合計が、300万円以上 かつ 住宅ローンを利用
上記のいずれかをクリアする必要があるわけですが、普通の人には難しいですね。実質的に、スマプロランク4にするためには、ミライノ デビット PLATINUMを保有する必要があるといえます。
また、下記のクレジットカード・デビットカードでもランク2が上がります。
- ミライノ カード GOLD(年会費3,000円)
- ミライノ カード PLATINUM(年会費25,000円)
単純にスマプロランクを上げる目的であれば、ミライノカード GOLDの方が、年会費が安いのでおすすめです。また、年間100万円以上の利用で次年度の年会費が無料となります。
ポイント還元率が1%
- ミライノ デビット:0.8%
- ミライノ デビット PLATINUM:1%
ミライノ デビット PLATINUMのポイント還元率は1%となります。クレジットカードのポイント還元としては、標準クラスですが、デビットカードの中では高い水準になりますね。
旅行保険
海外旅行・国内旅行ともに、自動付帯します。自動付帯なので利用しなくても、持っているだけでオーケーです。
ミライノ デビット PLATINUMはどんな人におすすめ?
- 住信SBIネット銀行のスマプロランク4を維持したい人
- 海外旅行によく行く人
- 米ドル支払いが多い人
- 審査不要ですぐに欲しい人
まとめるとこんな人たちにオススメですね。あとは年会費10,000円をどう考えるかというところですね。
デビット付キャッシュカードからの切り替えもできる
住信SBIネット銀行では、Visaブランドのデビット付キャッシュカードをすでに発行しているわけですが、既にVisaデビットカードを持っている人もミライノ デビット(Mastercard)への切り替えができます。(※2019年9月30日まで無料)
ミライノ デビット(Mastercard)のデメリット
審査不要・年会費無料のデビットカードなので、保有しているだけで、デメリットになることは特にありません。
他のクレジットカードとの比較として挙げるのであれば、0.8%のポイント還元率はやや物足りない水準です。
メインの支払い方法とするのであれば、還元率1%以上のクレジットカード・デビットカードがオススメです。
Kyashとリクルートカードを合わせれば還元率3.2%となります。ミライノ デビットとKyashを合わせれば、2.8%の還元率となります。ただし、国内利用に限ります。
ミライノ デビットはメインの支払い方法ではなく、サブとして、特に外貨決済用の支払い方法として、メリットを存分に発揮します。
住信SBIネット銀行をお得に申し込む方法
まだ住信SBIネット銀行を保有していない方にオススメの申込方法を紹介します。
ハピタスを経由して、住信SBIネット銀行・SBI証券の口座を作ると、ハピタスポイントがそれぞれ500ポイントもらえます。(記事執筆時のポイント)
このポイントは、アマゾンギフト券や楽天ポイント・Tポイントなどの電子マネーや現金に交換することができます。
ハピタスでは最低300ポイントから交換ができるので、住信SBIネット銀行の申し込みでもらえる500ポイントであれば、すぐに交換が可能です。
やり方は、ハピタスで住信SBIネット銀行・SBI証券を検索して、「ポイントを貯める」ボタンをクリックして、申込みをするだけです。
ハピタスに関する詳しい記事はこちらで解説しています。
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