メルカリやヤフオクなどで、物を送ることが増えてきたのですが、なるべく安く送りたい。はこBOONがサービス停止してしまいましたが、ヤマトや佐川、ラクラクメルカリ便、ゆうパックなど多種多様な配送方法があります。
定形郵便・定形外郵便は書類だけのイメージがあるかもしれませんが、意外と使い勝手は幅広くオススメの配送方法です。
もちろん、デメリットもありますが、メリットも非常に大きいので、メリットデメリットをよく理解した上で、利用頂きたいサービスです。
本記事では、定形郵便のメリット・デメリットを徹底解説します。
- 定形郵便と定形外郵便の違い
- 定形外郵便の概要
- 定形外郵便の最大のメリットはとにかく安い
- 定形外郵便とクリックポストの比較
- 定形外郵便に追跡番号はない
- 定形外郵便って日数はどれくらいで届くの?
- 切手はクレジットカードで買ってポイント節約しましょう
- 郵便局留め・受け取り
- 利用できるオプションサービス一覧
- まとめ
定形郵便と定形外郵便の違い
出典:https://www.post.japanpost.jp/index.html
大きさと重さによって、定形郵便・定形外郵便物が変わります。また料金も重さによって変わってきます。
定形外郵便物にも規格内・規格外とあり、少々分かりづらいですね。
定形郵便の規格・料金
定形郵便の最大サイズは、12cm×23.5cm×1cmとなっています。厚みが1cmまでのものしか送れないのが特徴的だと思われます。封筒売り場においてある商品には、「定形郵便対応」と書かれている封筒がほとんどであると思われます。
重量 | 料金 |
25g以内 | 82円 |
50g以内 | 92円 |
重さが25グラム以内なら82円、50グラム以内なら92円ですが、定形郵便のサイズで送れるものの大半は25グラムで82円が多いですね。厚みが1cmで重いものはなかなかありませんからね^^;
定形外郵便(規格内)の規格・料金
定形外郵便物は規格内と規格外に分かれます。
定形外郵便・規格内の最大サイズは、25cm×34cm×3cmとなっています。厚みが3cmまでのものしか送れないのが特徴的だと思われます。
定形郵便のサイズを超えると、定形外郵便になります。厚みが3cm以下であれば、規格内の定形外郵便となります。ちなみに、クリックポストの最大サイズも規格内の定形外郵便と全く同じです。
重量 | 料金 |
50g以内 | 120円 |
100g以内 | 140円 |
150g以内 | 205円 |
250g以内 | 250円 |
500g以内 | 380円 |
1kg以内 | 570円 |
料金はこのような料金体系になっています。最大1キログラムまで送ることができますね。
定形外郵便(規格外)の規格・料金
定形外郵便物・規格内は厚み3cmまでという条件でしたが、厚み3cmを超えると規格外ということになります。厚みが3cmと超えてくると、郵便ポスト投函できなかったり、また家のポストにも投函できない(出来づらい)サイズになりますね。
重量 | 料金 |
50g以内 | 200円 |
100g以内 | 220円 |
150g以内 | 290円 |
250g以内 | 340円 |
500g以内 | 500円 |
1kg以内 | 700円 |
2kg以内 | 1,020円 |
4kg以内 | 1,330円 |
規格外はけっこう高くなりますね。
定形外郵便の概要
定形外郵便物は切手を貼ってポスト投函すると、配達してくれる便利なサービスです。また切手を持っていなくても、郵便局の窓口にいけば、窓口で料金を支払ってそのまま受領してくれるので、必ず切手を持っていなければならないというわけではありません。
定形郵便・定形外郵便は送り先の住所の距離にかかわらず一律料金なので、安心ですね。
また、追跡番号サービスなどはありません。コンビニからの配送・受け取りなどもできません。
荷物の不着・遅配・誤配などで荷物が紛失された場合でも、保証はありません。保証がないというのが、最大のネックになっている方が多いのではないでしょうか。
定形外郵便の最大のメリットはとにかく安い
定形外郵便は上記の料金の通り、軽い場合は非常に安いです。重い場合でも、ゆうパックと比較しても遥かに安いです。
ゆうパックにはスマホ割というお得なサービスが提供されています。
スマホ割を駆使した場合でも、定形外郵便のほうが安くなるケースがほとんどです。それぐらい定形外郵便は安いですね。
定形外郵便とクリックポストの比較
出典:https://www.post.japanpost.jp/index.html
クリックポスト | 定形外郵便 | |
料金 | 一律185円(税込み) | 最低120円~ |
追跡番号 | あり | なし |
定形外郵便は非常にお得ですが、クリックポストもお得なサービスです。
クリックポストのメリットでもありデメリットでもあるのが、ネット決済(クレジットカード)そして、宛名ラベルを自宅で印刷することです。ですので、プリンターが必要になってきます。
送れるサイズですが、34cm×25cm×3cmで、厚みが3cmまでというのが特徴的です。これは、定形外郵便の規格内と同じ条件になります。
最大サイズ34cm×25cm×3cmという条件下で両者を比較しました。
重量 | 定形外 規格内料金 |
クリックポスト 料金 |
50g以内 | 120円 | 185円 |
100g以内 | 140円 | 185円 |
150g以内 | 205円 | 185円 |
250g以内 | 250円 | 185円 |
500g以内 | 380円 | 185円 |
1kg以内 | 570円 | 185円 |
100グラム以内の場合は、定形外郵便のほうが安く、100グラムを超えるとクリックポストのほうが安いという結果になりました。
衣服などを送る場合はクリックポストが良さそうですね。ちょっとしたアクセサリーなどは100グラムで収まりそうなので、定形外郵便、といった感じで使い分けで節約になりますね。
キッチンスケール・はかり を利用して、重さを計量してから、定形外郵便かクリックポストのどっちのサービスを使うか決めていますので、オススメですよ。
価格:1,000円 |
ただし、厚みが3cmを超えると定形外郵便・規格外一択となります。なるべく厚みは3cmまでに収めたいところですね。
定形外郵便は日曜日・祝日の配達はない
定形外郵便は土曜日の配達はありますが、日曜・祝日の配達はありません。
例えば3連休があるとします。土曜日・日曜日・月曜祝日というパターンです。一年の3連休で一番多いパターンだと思いますが、日曜日・月曜日は配達されません。
ゆうパックはもちろんですが、クリックポストは日曜・祝日の配達はされます。これは定形外郵便と大きな差です。
定形外郵便に追跡番号はない
追跡番号があると少し安心しますよね。クリックポストには追跡番号があります。定形外郵便には追跡番号がありません。
私はクリックポストも定形外郵便も1,000を超える件数を出した経験があります。昔、ヤマトがメール便をサービス提供していた頃、メール便も1,000もクリックポストと同様に利用していました。ヤマトのメール便サービスも追跡番号がありました。
実はヤマトのメール便は誤配・不着がちょいちょいありました。配達完了となっているのですが、届いていないパターンが多かったです。
もちろん保証はありませんが、メール便代金は返金いただきました。あまりに多く感じたので、電話にて「不着多くないですか?2~3%くらいはあるんですけど?」と聞いたところ、「まぁそれくらいはありますね。」といった返答でした。
この担当者の方が答えたのが正しいのか、真意はわかりませんが、まぁしょうがないと思ってた矢先にメール便が廃止されたので、クリックポストを利用開始しました。
クリックポスト・定形外郵便ともに、誤配・不着はほぼ0です。びっくりですが、日本郵政のお仕事っぷりには感服しています。
かなりの精度で配達してくれています。たしかによく考えると、普通郵便って届くのが当たり前ですもんね。企業からくる申込書なども普通郵便ですし、絶対といっていいほど、届いていますもんね。
定形外郵便が届かない場合は調査してくれる
定形外郵便は追跡番号はありません。しかし、荷物の追跡調査をしてくれるのです。すごくないですか?
yubin-chousa.jpi.post.japanpost.jpこちらから申込可能です。
数回お世話になったのですが、すべてきちんと回答してくださり、結果きちんと配達されました。少しでも届かないと思ったなら調査依頼をすぐに出しましょう。
定形外郵便って日数はどれくらいで届くの?
www.post.japanpost.jp郵便局のサイトでだいたいの日数を知ることは可能です。
その日の集荷までに間に合うかどうかで、所要日数も変わってきます。郵便局によって集荷の時間は異なりますので、上記のサイトでは、午前と午後の2つの差し出し時間表記としていると思われます。
そして、私の経験則ですが、
- 東京→名古屋 翌日
- 東京→大阪 翌日 or 翌々日
- 東京→中国地方・四国 翌々日
- 東京→北海道 翌々日
- 東京→九州 翌々日
- 東京→沖縄 翌々日
イメージ的にはこんな感じになります。関西圏だと翌日に届くこともあります。遅くとも翌々日に届く感じです。
クリックポストとの所有日数の比較
普通郵便(定形・定形外郵便)とクリックポストの所要日数の比較ですが、感覚的には、ほとんど同じ日数か普通郵便のがやや早いかな?ぐらいです。ただし、前述してますが、普通郵便は日曜・祝日の配達はないので、注意です。
例えば、土・日・月曜祝日といった3連休の、土曜日に定形外郵便を出すと、届くのは火曜日ということになりますね。なので、3日時間がかかる場合もあるということですね。
特筆すべき点は、沖縄県までの所要日数です。クリックポストでは1週間ほどかかるケースがほとんどでした。早くて5日ぐらいです。しかし、定形外郵便では翌々日に届きます。これは歴然たる差なので、沖縄県まで発送するときは、普通郵便をオススメします。
定形外郵便は遅配がたまにあります
普通郵便は概ね、翌々日には届きます。しかし、翌々日になっても届かない、遅配がたまにあります。
届かないと思い、事故でもあったのかなと思い、前述した追跡調査依頼をするとたいてい、本来届けるべきである宛先の近くにある郵便局に行ってるのではなく、全く違う郵便局へ行ってるケースがほとんどです。
これは、郵便物の仕分けは、郵便番号で仕分けをしています。これによって地域が分かれているのですが、たまに誤って異なる地域に仕分けをされて、全く関係のない地域まで荷物がいってしまっているのです。
そこから、また荷物が正しい宛先に向かいますので、時間がかかってしまうパターンがほとんどです。
たまたまかもしれませんが、クリックポストでの遅配はなかったように記憶しています。
切手はクレジットカードで買ってポイント節約しましょう
普通郵便・定形外郵便には切手を貼りますよね。切手はコンビニなどで購入できますが、だいたいは現金で購入するのがほとんどになってしまいます。唯一といっていいほどクレジットカードで購入できるのが、日本郵便のネットショップになります。
郵便局留め・受け取り
オプションサービスになるのですが、実は郵便物を郵便局に届けてもらい、それを取りにいくことができるのです。つまり窓口で対面受け取りですね。
利用料は、無料です。
出典:https://www.post.japanpost.jp/index.html
局留めの書き方になります。
定形外郵便は、配送事故はかなり少ないですが、局留めをすると、さらに事故の確率が減りますね。
自分の都合で取りに行くこともできますし、最寄りの郵便局ではなく、職場の近くの郵便局でもいいので、受け取りをしたい郵便局で受け取ることが可能です。
注意点としては、局留の期間は、郵便局に到着した日の翌日から起算して10日間です。10日間を経過しても受け取られない場合、差出人に返送されます。
利用できるオプションサービス一覧
速達
急ぎの場合には、速達をご利用できます。
書留
引き受けから配達までを記録し、郵便物が壊れたり届かなかったりした場合に、損害を賠償します。貴重品を送るときに最適ですね。
引受時刻証明
郵便物の引受時刻を証明します。
配達証明
郵便物を配達した事実を証明します。
内容証明
郵便物の内容について、謄本で証明します。内容証明は書留(簡易書留を除きます。)としたものに限りお取り扱いいたします。
特定記録
郵便物の引き受けを記録します。
交付記録郵便
郵便物の配達を記録します。交付記録郵便はレターパックプラスの専用封筒(交付記録郵便用特定封筒)に付加しています。
本人限定受取
名あて人本人又は差出人か指定した代人に限り、郵便物を交付します。本人限定受取は書留(簡易書留を除きます。)としたものに限りお取り扱いします。
返信依頼郵便
返信用の郵便はがき(料金受取人払)を添付した定形外郵便物(料金後納・書留)を配達または窓口交付する際、受取人の承諾を得た上で、郵便はがきの返信を依頼します。
代金引換
配達の際、郵便物と引換えに、差出人のご指定の代金を受取人からお預かりし、所定の方法で差出人へ送金します。引換金額が30万円を超える代金引換は書留(簡易書留を除きます。)としたものに限りお取り扱いいたします。
配達日指定
お届け日を、自身の都合に応じて指定することができます。
オプションサービスを利用するとやはり高くなってしまいます。もちろん対価に見合ったサービス内容ですので、必要になれば利用しましょう。
まとめ
民営化された日本郵政ですが流通インフラを担っており、配達は非常に精確です。
普通郵便である、定形・定形外郵便は非常に安価にもかかわらずスピーディに配送してくれます。
追跡番号はないものの、追跡調査も非常に丁寧にしてくれます。追跡番号があろうとなかろうと、紛失されるものはされます。追跡番号よりも重視すべきはきちんと配達してくれることです。そういった点でも日本郵政は最も信頼できる配送サービスを提供しています。
局留めサービスを利用することで精確さはさらにアップします。
また切手は、郵便局のネットショップで買うことで、クレジットカード支払いができます。切手は、無期限な上にゆうパックなどの支払いに利用することもでき、使い勝手は非常にいいですね。
以上、参考になれば幸いです。
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