Viber Outというサービスをご存知でしょうか?同じVoIP電話アプリなのに、あまり話題になりません^^;楽天グループのサービスなのですが、もともとは海外のサービスを楽天が買収したのですが、楽天にはSMARTalkという050の通話アプリも同時にサービス展開しています。
Viber OutとSMARTalkを比較しても圧倒的にViber Outがお得なサービスです。また他の主要050アプリと比較してもViber Outが最もお得に通話料金を安く抑えることができます。ぜひこの機会にご利用くださいね。
- Viber Outとは?
- Viber Outはとにかく安い
- Viber Outのメリット
- Viber Outのデメリット・注意点
- Viber Outの使い方・利用方法
- Line Outとの違い
- Line OutよりViber Outがオススメな理由
Viber Outとは?
Viber Outは、楽天グループが提供するインターネット通信網を利用した通話アプリです。iPhoneとAndroidどちらでも利用できます。
050アプリとの違い
050アプリの多くは050から始まる番号が割り当てられるのですが、Viber Outは端末の番号を利用する形になります。
電話をかける相手によっては、番号が表示されずに「非通知」「番号通知不可」などの表示がされます。例えば、docomoの携帯に電話をかけた場合は、「非通知」と表示されます。
Viber Outはとにかく安い
事業者 | アプリ名 | 基本料金 | 固定電話へ | 携帯電話へ |
楽天グループ | Viber | 0円 | 3.28円(3セント)/1分 | 10.72円(9.8セント)/1分 |
NTTコミュニケーションズ | 050 Plus | 300円 | 2.66円/1分 | 16円/1分 |
楽天コミュニケーションズ | SMARTalk | 0円 | 16円/1分 | 16円/1分 |
ブラステル | 050 Free | 0円 | 2.66円/1分 | 13.5円/1分 |
ケイ・オプティコム | LaLa Call | 100円 | 2.66円/1分 | 16円/1分 |
ジーエーピー | G-Call050 | 280円 | 2.66円/1分 | 16円/1分 |
まず、Viber Outは月額料金が0円です。固定費はなるべく抑えたいので、0円が基本となってきますね。
固定電話への料金が、1分3セント(3.28円)と非常に安いですね。格安SIMに標準でついてくる通話アプリの場合は、30秒10円(1分換算で20円)であったり、docomo・au・Softbankの標準通話料金は30秒20円(1分換算で40円)だったりしますよね。
携帯電話・スマートフォンへの通話は1分9.8セント(10.72円)と固定電話と比較すると霞んでみえますが、十分に安いです。ただし、知り合いや友達には、LINEでの通話が多いと思いますので、あまり出番はないかもしれませんね。
Viber Outのメリット
Viber Outは050アプリと比較しても通話料金が最も安いのですが、それ以外のメリットを解説しますね。
Viber同士は無料
Viberをお互いに利用していれば、無料になります。LINEと同じですね。Viberをお互い利用している関係であれば、LINEで十分ですね。
携帯の電話番号が利用できる
Viber Out利用時に登録する電話番号が発信番号として相手方の電話に表示されます。しかし、前述していますが、docomoでは、「非通知」と表示されます。すべてのデバイスで確認できていませんが、通知できない機種や端末があるということは頭に入れておいてくださいね。
メッセージを送ると楽天ポイントがもらえる
ViberはLINE同様にメッセージアプリでもあります。メッセージをフレンドに送ると一日一人につき楽天スーパーポイントが1ポイントもらえます。一日最大3ポイントまでです。
Viberはあまり一般に利用されていないので、気心しれる夫婦間や恋人同士だと、利用しやすいですね。
Viber Outのデメリット・注意点
通話品質
050アプリにも共通していえることかもしれませんが、インターネット回線が不安定だと、通話品質が低下する恐れがあることです。Wi-Fi環境下であれば、全く問題ないですが、モバイルデータ通信の場合に混み合っていると、通話品質の低下に繋がるので注意です。
モバイルデータ通信を利用すること
こちらもViber Out固有のデメリットではありませんが、インタネット回線を利用した通話になりますので、モバイルデータ通信を利用した際は頭の片隅に入れておきましょう。
非通知発信ができない
頭に184をつけて発信をした場合でも、電話番号が相手側に表示されます。※docomoへはもともと非表示で表示されてしまいます。
プリペイドチャージ式
通話した分だけ後ほど請求されるケースがほとんどですが、Viber Outの場合は先に、通話クレジットを購入する形になります。
プランはいくつかあります。
- 通話放題8.99ドル/月
- 100分 2.99ドル/月
- 0.99ドル~ 33分
通話放題プランを選ぶのであれば、通常のSIMの通話放題などを選択した方がいいかもしれません。また毎月2.99ドルプランもかなり頻繁に通話をする方に限定されますね。
個人的には、使う分だけViberクレジットを購入するのが最もオススメです。
それも一番安いプランでよいでしょう。
0.99ドル(110円)で最大33分で十分ですね。話せる時間が減ってきたならまたチャージすればいいだけです。
Viberクレジットには有効期限がある
上述した、Viberクレジットの最も安いプランをオススメした理由の一つに、有効期限があるからなんですね。
有効期限は180日間です。約半年ですね。個人的な感覚からすれば、半年あれば長い方かなという印象です。
Viber Outの使い方・利用方法
事前準備


購入後、残高が表示されていますね。
電話のかけ方
では、実際にかけてみます。
「通話」>「ダイヤルパッドを開く」をタップします。
あとは、電話番号を入力して電話をかけるだけです。
スマホの着信履歴からViber Outでかけ直す方法(iOSのみ)
囲った部分をタップします。
「発信」をタップします。勝手に電話されることはないので安心してください。
そうすると、どのように電話をかけるかアプリを選ぶことができます。
応用編
ネットでお店の番号を調べたときに、番号をタップするとそのまま電話に切り替わる場合などありますよね。その時に一度すぐに電話を切って、発信履歴を確認し、上記の手順でViber Outでかけ直すこともできます。
わざわざ、電話番号をコピー→Viberアプリ起動→Viber Outの番号入力画面でペーストといった手順をふまなくてもよいので、便利です。
Line Outとの違い
Line Outも似たサービスを展開しています。
※Viber公式サイトより引用
Line Outは、「携帯電話への番号通知」「一般電話からの着信」ができないような印象ですね。しかし、実際は少し事情が違います。
携帯電話への番号通知
携帯電話への番号通知は、Line OutもViber Outも全く同じと考えてよいです。どちらもdocomoでの表示は「非通知」になります。
番号通知は、運が良ければ自分の携帯番号が表示されるんだ、くらいの認識にとどめておきましょう。
一般電話からの着信
Viber Outでは、一般電話からの着信が◯と書かれていますが、実際に電話がかかってくるのは、自分の電話番号です。なので、着信を受けるのは、通常の電話アプリです。Viberで受け取るわけではありません。
この表記だと、まるでViberの電話番号が相手側に表示され、逆にViberに電話がかかってくるという誤認をさせる印象です。
実際は、Line Outと大差ないです。
Line OutよりViber Outがオススメな理由
Line Outには、10分無料通話という機能がついています。これは、強制的な機能といえます。
Line Outで、電話をしようと、電話番号を入力する際に、「無料通話/お店」と表示されると、10分無料通話になります。
店舗や、役所などの公共機関を含め、日本全国650万店舗、無料通話ができるそうです。
便利な機能な一方で、制約のあるサービスとなっています。
- 10分になると自動的に電話が切れる→延長はできない
- 無料通話の場合は、有料クレジットを保有していたとしても、有料でかけることができない
無料通話は強制的です。通話クレジットを購入したとしても、それを利用して通話することができません。有料クレジットを利用できるケースは、店舗以外の一般電話だったりします。例えば、実家の電話番号などが該当しますね。
確実に10分以内の電話であればいいですが、そうでない場合、時間を気にして電話しなければなりません。また延長もできないことも使い勝手はよくないです。延長分は有料になるようにしてくれればいいのですが^^;
そう考えると、Line Outはかなり限定的なサービスになります。Line Outは実質無料で店舗に電話ができるサービスと考えてよいと思います。逆に有料サービスは使えるサービスとは言い難いです。
「どこかお店を予約しようかな」と思ったら、たいていLine Outで無料でかけることができるでしょう。もし無料通話にならないのであれば、Viber Outでかけるという使い方がオススメです。
まずはLine Outで。無料にならない→Viber Outで。こんな感じですね!これでかなり通話料金を節約できるのではないでしょうか。
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