楽天銀行とイオン銀行はどっちがオススメなのか?銀行口座を開設するなら金利が高い方がいいし、ATM手数料や振込手数料も無料がいいですよね。
楽天銀行・イオン銀行ともに人気の銀行ですが、どっちの方がお得な銀行なのか気になりますね。
本記事では、楽天銀行とイオン銀行を徹底比較し、解説します。
楽天銀行とイオン銀行どっちがオススメ?
結論から書きます。楽天グループ系サービスを利用している人には、楽天銀行がオススメです。イオングループを利用する人には、イオン銀行がオススメです。
ありきたりな結論になってしまいました。というのも、近年自社グループの囲い込みサービスを導入する銀行が多く、他行との差別化を図っているわけですね。
- 楽天銀行:ハッピープログラム・マネーブリッジ
- イオン銀行:イオン銀行Myステージ
それぞれ独自のサービスを展開しています。
どちらもあまり使っていないという方には、楽天銀行をオススメします。
では、解説していきます。
普通預金金利の比較
- 楽天銀行の普通預金金利:最大0.10%
- イオン銀行の普通預金金利:最大0.15%
単純比較すれば、イオン銀行の方が普通預金金利が高いと考えるわけですが、最大金利にする方法は、楽天銀行の方が圧倒的にラクチンです。
- 楽天証券の口座を開設する
- 楽天銀行と連携する「マネーブリッジ」を設定する
これだけです。実質的に手間がかかるのは、楽天証券の口座を開設するだけです。マネーブリッジの設定は2,3分もあれば終わります。
一方のイオン銀行ですが、「イオン銀行Myステージ」をまとめています。
楽天銀行と同等の0.1%の金利で100点のスコア、0.15%の金利であれば150点以上のスコアが必要になります。
下記はスコア表一覧です。
対象番号 | スコア対象取引 | イオン銀行スコア |
1 | イオンカードセレクト キャッシュ+デビット イオンデビットカード のいずれかを保有 |
10点 |
2 | イオンゴールドカードセレクト を保有 |
30点 |
3 | イオンカード利用代金の引落し | 10点~100点 |
4 | WAONの利用金額 | 10点~100点 |
5 | WAONオートチャージの利用 | 10点 |
6 | 積立式定期預金の口座振替 | 10点 |
7 | 投資信託残高 | 10点~100点 |
8 | 投信自動積立の口座振替 | 30点 |
9 | 外貨預金残高 | 10点~100点 |
10 | 外貨普通預金積立の口座振替 | 30点 |
11 | NISA口座のご開設 (ジュニアNISA含む) |
30点 |
12 | iDeCo掛金の口座振替 | 30点 |
13 | カードローンの契約 | 10点 |
14 | 無担保ローン残高 | 30点 |
15 | 住宅ローン残高 | 30点 |
16 | インターネットバンキングの登録 | 30点 |
17 | 給与の受取り | 30点 |
18 | 年金の受取り | 30点 |
19 | ボーナススコア 8.10.12のうち同月内に 2項目達成 |
10点 |
これを見るだけで頭が痛くなります^^;
150点を取るための記事を書いています。
このように、イオン銀行で最大金利の0.15%にしようとすると、かなり労力や手間がかかってきます。この手間を惜しまずにイオン銀行の金利が魅力であれば、イオン銀行にしましょう。
正直どちらの普通預金金利は日本の銀行の中では最高水準なので、お好きな方でいいといってしまえばそれまでです^^;
振込手数料の比較
楽天銀行 | イオン銀行 | ||
振込手数料 (自行宛) |
無料 | 無料 | |
振込手数料 (他行宛) |
3万円未満 | 165円 条件付き無料 |
216円 条件付き無料 |
3万円以上 | 258円 条件付き無料 |
どちらの銀行も同行宛振込手数料は無料です。
楽天銀行→楽天銀行
イオン銀行→イオン銀行
上記の振込であれば、それぞれの銀行で手数料は無料になります。
どちらの銀行も他行宛振込手数料も無料にできます。
イオン銀行であれば、イオン銀行Myステージのシルバーステージで月内1回無料になりますね。ゴールドで3回、プラチナで5回無料になります。
イオン銀行では、ステージを上げれば、ATM無料回数も増え、振込手数料無料回数も増え、普通預金金利も上がるという仕組みになっています。
一方の楽天銀行では、ハッピープログラムというサービスを導入しています。
ハッピープログラムでは、ランクを上げればATM無料回数も増え、振込手数料無料回数も増えるという仕組みになっています。
ハッピープログラムの解説をしています。
分かりやすい条件では、残高があるかどうかですね。10万円以上預けていれば、月に一度は振込手数料が無料になります。
また、上記の達成条件以外に、給与・賞与・年金を楽天銀行で受け取る場合、翌月3回、他行宛振込手数料が無料になります。
サラリーマンであれば、給与の受け取りを楽天銀行に指定すれば、月に3回振込手数料が無料になるわけですね。分かりやすい条件ですね。
シンプルさでいえば、楽天銀行の方がオススメになってしまうんですよね。
ATM利用料の比較
ATM提携企業 | 楽天銀行 | イオン銀行 |
セブン銀行 | ◯ | × |
イオン銀行 | ◯ | ◯ |
イーネット (ファミマなど) |
◯ | ◯ |
ステーション ATM Patsat | ◯ | ◯ |
ローソン | ◯ | ◯ |
三菱UFJ銀行 | ◯ | ◯ |
みずほ銀行 | ◯ | ◯ |
ゆうちょ銀行 | ◯ | ◯ |
ビューアルッテ | ◯ | ◯ |
楽天銀行 | イオン銀行 | ||
ATM手数料 (出金) |
216円~270円 条件付き無料 |
216円~270円 条件付き無料 |
|
ATM手数料 (入金) |
3万円未満 | 216円 条件付き無料 |
無料 |
3万円以上 | 無料 |
条件付き無料と書いていますが、ATM利用手数料は無料にしたいところですね。
楽天銀行のATM手数料の無料条件・回数
こちらも先程振込手数料と同様に10万円以上預けていれば提携ATMでの利用が一度無料になります。
イオン銀行のATM手数料の無料条件・回数
何度も言ってますが、ステージによってATM利用料無料回数が異なります。
イオン銀行では、イオングループに設置されているイオン銀行ATMであれば、上記の一覧表にかかわらず無料で利用できます。
上記のATM利用無料回数は、提携ATMの利用に限ります。
イオン銀行提携ATM
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
- みずほ銀行
- ゆうちょ銀行
- ローソンATM
- E-net(ファミリーマート)
残念ながらセブン-イレブンでは利用できません。
イオン銀行はセブン-イレブンでATM利用できないのがネックですが、生活の基盤としてイオンを利用しているのであれば、イオンで何回でも無料で引き下ろしができます。
これが、イオンを利用しているのであれば、イオン銀行をオススメする理由ですね。
定期預金金利の比較
イオン銀行
イオン銀行では、定期預金の金利が0.02%と普通預金よりも低いです。また、積立式の定期預金もサービスとして存在していて、それでも0.08%です。
イオン銀行では、定期預金よりも普通預金の方がオススメです。
楽天銀行
一方の楽天銀行ですが、いわゆる一般的な定期預金は0.02%とこちらも金利は低いのですが、「資金お引越し定期」と呼ばれる一ヶ月定期預金が存在します。
この一ヶ月定期はなんと0.21%の高水準の金利となっています。
定期預金では、楽天銀行に軍配が上がりそうです。
もらえるポイントの比較
イオン銀行にはないのですが、楽天銀行では、楽天スーパーポイントをもらうことが可能です。
例えば、、、
- 他行口座からの振込
- 給与⁄賞与⁄年金(国庫金)の受取
- 口座振替(自動引落)
- ゆうちょ出金
- 楽天銀行即時入金サービス
上記抜粋のサービスが利用しやすいところだと思われます。
スーパーVIPだと1件で3ポイントも、もらえます。3円相当なので、チリツモで貯まっていきそうですね。
ハッピープログラムを自動化して、ポイントをゲットする解説記事は下記になります。
まとめ
最終的には、どちらも使ってみての管理人のオススメが下記の通りです。
サービス | オススメの銀行 |
普通預金金利 | イオン銀行 |
定期預金 | 楽天銀行 |
ATM利用 | 楽天銀行 |
振込 | どちらも |
ポイント | 楽天銀行 |
普通預金金利はイオン銀行の方が0.15%と高いです。
ATM利用としては、セブン銀行で使えないのがちょっとつらいところなので、楽天銀行をオススメしています。
あとは、ポイントがよく貯まるのが楽天銀行の方ですね。
最終的な判断は、自分のライフスタイルに近いほうです。私は、イオンよりも楽天の方が身近なので、楽天銀行をメインにしています。
どちらもオススメの銀行なので、どちらも口座開設してもいいかもしれませんね。
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