ソニー銀行と聞くと、ソニーグループの金融事業をしているのだろうなというイメージがつきやすいかと思います。ソニー銀行はネットバンクです。やはりソニーというブランドは安心感がありますよね。
ネット銀行とは?
ソニー銀行を含め、楽天銀行などもネット銀行として有名ですね。
そもそもネット銀行とは何なのでしょうか。
ずばり、実店舗が存在しない or 限りなく少ない銀行で、ほとんどの取引をインターネット経由で行うことができます。
銀行側は、その分コストを削減することができるので、我々消費者にもメリットのあるサービスを提供することができるのです。
最近では、メガバンクやその他大手銀行もネット専用口座であったり、ネットをメインとする流れになってきていますね。
ソニー銀行(MONEYKit)のメリット
- 振込手数料が無料
- 入金・出金ATM手数料が無料
- 最大2%還元を誇るVisaデビット「Sony Bank WALLET」
- 優遇プログラム Club Sがすごい
- 外貨預金に強い
- おまかせ入金サービスが便利
1.振込手数料が無料
- ソニー銀行宛ては何度でも無料
- 他行宛ては月1回は無料・2回目以降は216円
ソニー銀行では、月1回までは無料で他の銀行宛てで振込ができます。誰でも無条件で無料枠があるのは素晴らしいですよ。
後述する「Sony Bank WALLET」(無料)を申し込みすればさらに無料振込回数が2回に増えます。
2.入金・出金ATM手数料が無料
- セブン銀行
- イオン銀行
- E-net(ファミリーマートなど)
- ローソン銀行
- ゆうちょ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
で利用が可能です。手数料は夜間や土日祝日でも変わりません。
- 預け入れ手数料 0円
- 引き出し手数料 月4回まで0円
引き出しは月に4回まで無料となっています。1週間に一回程度の引き出しが無料でできる計算ですね。十分な回数と言えますね。
3.最大2%還元を誇るVisaデビット「Sony Bank WALLET」
Sony Bank WALLET(年会費無料)はVisa デビットカードです。Visa加盟店で、クレジットカード同様に利用が可能となっています。
Sony Bank WALLETの詳細を解説しています。
貯めた外貨をそのまま支払うことができる
貯めた外貨をそのまま利用することができます。例えば、USドルをソニー銀行で買い付けをし、Sony Bank WALLETで支払いをする際に、USドルでそのまま支払うことが可能ということですね。
外貨支払いのメリットは圧倒的なコスト安です。通常のクレジットカードの場合、1.6%程度(国際ブランドなどにより異なる)コストがかかってきます。さらに為替レートも国際ブランドが定めるレートになり、割高感があります。
体感的には、1ドルで1円程度高くなる感じですね。1%程度と考えると、1%(為替レート差)+1.6%(事務手数料)= 2.6%程度割高となってきます。
一般的には、海外ではクレジットカードで支払うことが推奨されていますが、Sony Bank WALLETはもっとお得に利用できるということですね。
4.優遇プログラム Club Sがすごい
ソニー銀行では、優遇プログラム Club Sを導入しています。会員ステージによって、受けることができるサービスが変わってきます。
米ドルを購入するコストが通常15銭から、プラチナになると4銭まで下がります。(現実問題として、プラチナステージは資産として1,000万円以上必要なのでハードルが高すぎる問題があります。ゴールドでも500万円以上、シルバーで300万円以上の目安です。)
Sony Bank WALLETの還元率も最大で2%となります。ステージなしで0.5%です。還元率2%は非常に魅力的ですよね。
5.外貨預金に強い
優遇プログラム Club Sで書いていますが、米ドルの為替コストは15銭、つまり0.15円になります。この水準はかなり安い部類といえます。メガバンクだと為替コストが1円なんてこともあります。
為替コストだけを焦点にあてるのであれば、住信SBIネット銀行が最も優れているといえます。
- 米ドル普通預金の金利 0.7%
- 定期預金 1.6%~
- 円から定期預金1ヶ月 2.5%
と魅力的です。貯めた外貨をそのままSony Bank WALLETで支払いができるのも魅力的で非常に相性がいいですね。
6.おまかせ入金サービスが便利
1万円以上の任意の金額を他の銀行から、ソニー銀行に資金移動ができるサービスです。もちろん、名義は同一である必要があります。
本サービスは手数料無料になります。
便利な機能ですが、制約があります。
- 引落金融機関での引落日:毎月5日または27日
- ソニー銀行口座への入金日:引落金融機関での引落日の4営業日後
- 利用上限件数:5件
といった制約があります。事前に設定する必要があるので、決まった金額を毎月ソニー銀行に資金移動させたい人にはメリットの大きいサービスです。
ソニー銀行のデメリット
管理人としての評価ですが、ソニー銀行のデメリットらしいデメリットは感じたことはありません。
無理やりあげるとすれば、ネットバンクということでしょうか?私は、特に感じたことがありませんが、初めてネットバンクを利用するといった方には、慣れない点もあるかもしれません。
ネットバンクは、スマホやPCからの取引や操作によって、振込や残高照会などを行います。通帳がないため、インターネット環境がない場所では、取引などができません。
また店舗を持たないため、窓口や問い合わせもネット経由、もしくは電話応対になります。
基本的なことですが、IDやパスワードの管理をする必要があります。セキュリティには注意が必要ですね。
ソニー銀行のその他の特徴
- ソニー銀行の住宅ローンは定評がある
- 投資信託・NISA
1.ソニー銀行の住宅ローンは定評がある
オリコン顧客満足度ランキングにおいて、8年連続で一位だそうです。
優遇プログラム Club Sにおいて、住宅ローン残高があれば最長5年間、ランクアップします。
これで、Sony Bank WALLETの還元率を上げることができるわけですね。Sony Bank WALLETとの相性がいいのも影響しているかもしれませんね。
2.投資信託・NISAの取扱あり
ソニー銀行は、投資信託の購入もできます。NISAの取扱もありますが、積立NISAには対応していません。月々1,000円からの積み立てにも対応しています。
しかし、投資に関していえば、楽天証券やSBI証券がオススメです。
理由は投資の選択肢が断然多いからです。また楽天証券では、楽天ポイントがもらえる仕組みが数多くありますので、楽天を利用している人であれば、楽天証券がオススメです。
資産運用は、きちんと証券会社をメインにしたほうがいいですね。
まとめ
ネットバンクとして標準以上のサービスを提供している印象です。さららにプラスで外貨支払い・預金などのサービスが強いメリットといえます。
日常生活での、出金・入金はコンビニATMが使えますので、困ることはまずありません。手数料無料の振込枠もありますので、オールマイティに使えます。
メインバンクにしてもよし、サブバンクとして外貨部分だけ利用するのもありです。ソニーブランドとして、今後も革新的なサービスを期待したいところですね。
上述の通り、資産運用も可能ですが、選択肢が限られることもあるので、楽天証券・SBI証券がオススメです。
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